体重を計って考えること

◆ 毎日体重を計ったら考えてみましょう!

 ここ1週間、または1ヶ月くらいで体重の増減はどうでしょうか。増えているか、変わらないか、減っているかで、いまの自分の生活が体重に与える影響がわかってきます。体重の増減は単純に摂取カロリーから消費カロリーを引く引き算です。7000カロリーで1キロ増えます。

(摂取カロリー) - (消費カロリー) = (増えた体重)

 体重が増えた方は、摂取カロリーが消費カロリーより多いということで、変わらない方はちょうど同じくらい、減った方は消費カロリーが多いのです。

 消費カロリーは個人差があります。筋肉量、日常の活動量、体質、ホルモンバランスなどによって変わります自分がどのようなものをどのくらい食べると体重を維持できるかを観察してみましょう。

 体重だけに絞ると、体重減らすためには、摂取カロリーを減らすか消費カロリーを増やすしかありません。消費カロリーについては、みなさんも実感していると思いますが、年齢とともにだんだん消費できなくなってきます。いわゆる「代謝が落ちる」ということです。代謝が下がる理由はいろいろありますが、ここでは単純に、現在の自分の体が消費できるカロリーとして考えてみましょう。

 女性は生理周期で消費カロリーが変わりますので、生理周期にあわせて観察してみるとよいでしょう。

 サロンのお客様でも体重が増えた方は、「なんかホルモンバランスが崩れている気がする」「運動していないからなあ」「水を飲んでも太る気がする」「そういえば、いっぱい食べている」などいろいろなことをおっしゃりますが、理由はともあれ、

 現在の状況は、自分の体が消費できるカロリーより多く食べているのです。まず客観的に、ご自分の食事と体重の関係を生理周期をあわせて観察してみましょう。

 有名なレコードダイエットは、食べたものと体重を記録して客観的に観察してダイエットする方法です。記録して考えることが大切なのです。女性はついつい感覚で物事を考えてしまい、太ると「代謝が落ちてるから」と一言で片付けてしまいますが、結果には原因があります。自分の摂取カロリーと消費カロリーのバランスを観察してみましょう。